オーストラリアでは、アルコールを扱っている飲食店で働く場合に必ず求められるRSAの取得が義務付けられています。今回はそのRSAの取得方法についてご紹介します!
RSAってなに?
RSAとはResponsible Service of Alcoholの略でオーストラリアでのアルコール取り扱いライセンスです。
オーストラリアではお酒を取り扱うお店で働く場合、 本人が直接お酒を扱うポジションで無くても取得が 義務付けられています。つまり、ジャパニーズレストラン などでウェイトレスではなくキッチンスタッフとして働く 場合でも取得が必須になります。
また、RSAを取得していないとトライアルができないだけでなく、履歴書も受け取ってくれない場合が あるので早めの取得がおすすめです!

取得方法について
・講義を受ける
受験可能な学校に事前申し込みをし、講義開校日に直接学校に行きます。約6時間の講義を受け、テストを行った後その場で採点をされ、合格者には仮証明書が発行されます。
・オンラインで試験を受ける
オンラインで英語の説明を受け、その後にテストを行います。自分の好きな時間に受講が可能ですが、文章問題もあるため、英語力に自信がある人には良いかと思います。
また、回答を入力中もカメラで撮影されているので、もちろん代理での受験ができませんし、一度間違えると問題がはじめに戻ってしまうため人によって時間がかかってしまう可能性があります。
*いずれも受験料金の相場は100〜120ドルです。
申し込み方法について
Unique Student Identifier (USI)を受講前に申し込む必要があります。
ネットで簡単に申し込むことができるので、RSA受講申し込みの前に申請しましょう。
USI登録サイト:https://www.usi.gov.au/
申請にはパスポート番号が必要です。その後、最寄りの「RSAが取得可能な学校」に申し込み手続きを行います。
学校のホームページから簡単にできますし、シティ中心の学校だと受講希望者が多く、希望する日に受講ができないことがあるので手続きは早めに済ませた方が良いかと思います。
試験当日の流れ
※ここでは講義を受けて取得する方法について紹介します。
■ステップ1
講義を受講集合時間の15分前には受付を済ませましょう!学校によりますが、受講生は20人前後です。
【持ち物】
・パスポート
・USI番号の控え
・筆記用具
【講義内容】
・お酒の中毒と未成年者の飲酒を防ぐ方法
・お酒についての法律
・お酒を提供する責任・罰則
・IDチェックの重要性
・お酒を上手に提供する方法
・アルコールガイドライン
■ステップ2
試験講義で説明を受けたところが選択問題で出題されます。この試験は全員を合格させることが目的のため、 リラックスして臨みましょう!
採点はその場で行われ、合格者には仮証明書が発行されます。仮証明書を受け取ったら、個人情報に誤りがないか確認!
※仮証明書の有効期限は発行から3か月です。もし、1回目でRSAが不合格の場合でも、再テストが受けられます。
※講義は受けられませんが追加料金は発生しません。
■ステップ3
仮証明書取得後、最寄りのService NSWに持って行きカードに載せるための証明写真を撮影する 。
【持ち物】
・仮証明書
・身分証明書
写真撮影時の追加料金はかかりません。
■身分証明書について。
Service NSWに行く際、以下の中から合計100ポイントになる 身分証明書を持っていかなくてはなりません。
【ポイント参照】
・パスポート:70ポイント
・英訳付き住民票の原本:70ポイント
・オーストラリアの運転免許証:40ポイント(※国際免許は無効)
・写真付きの学生証、健康保険証、メディケアカード:各25ポイント
・デビッドカード、クレジットカードなど:各25ポイント

RSAは州によって異なる!?
・RSAは州ごとに発行されるものなのでシNSWで取得したRSAは他の州では使えません。
・RSAを取得せずにアルコール販売を行った場合、法律違反になり、本人と雇用主の両方に罰金が課されます。
・NSW州での有効期限は5年です。
仕事を探す上でRSAを持っていると有利ですし、 応募できる仕事の幅も広がります。
シドニーでRSAを取得される方は是非参考にしてみて下さいね。

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