働きすぎる日本人と働かないオージー。日本とオーストラリアの働き方の違い

働きすぎる日本人と働かないオージー。日本とオーストラリアの働き方の違い

こんにちは!O.Hです。  

「日本人は働き者」という声を聞いたことはありますか?

ずっと日本で働いているとそれが当たり前の感覚になってしまっているかもしれませんが、世界的に見ると日本はかなり働き者、いや、働きすぎな国といえます。一方で、タイトル通り、オージー(オーストラリア人)が働かないという話も有名です。

 

オーストラリアで働く日本人は、普通に自分が与えられた仕事をこなしているだけで、とてもよく働いてくれていると評価されます。それだけオージーが働かないということですね。仕事への向き合い方や働く姿勢もそうですが、制度的に見てもオーストラリアと日本の労働者を取り巻く環境は異なります。

 

オーストラリアでは、1年間のうち4週間の長期休暇(有給休暇)をとることができます。この期間を利用して、家族と旅行に行ったりバカンスを楽しんだりします。また、この休暇は使わないと翌年もその翌年もずっと繰り越され続けるので、ほとんどのオージーが年に4週間の休みをきちんと取っています。

日本では連休は取れてもせいぜい1週間ほどではないでしょうか。また、有給休暇制度があるとはいえ、すべての日数を消化できる人はかなり限られていると思います。その上、繰り越しは2年までしかできないので、使わないとそのまま消滅してしまいます。

 

そんな日本とオーストラリアですが、私自身こっちに住んでみて、やっぱりオージーは働かないな、と感じる場面は多々あります。典型的な例のひとつが、建設工事の完了日の引き延ばしです。オーストラリアでは、道路やビルなどの工事は、ほとんどの場合が予定されていた期間では終わりません。きちんと予定通り進んだという話はまず聞いたことがありませんね。

 

身近な例として、私が昨年オフィスビルに勤務していた際、同じビルに入っている隣のテナントが大規模工事をしていました。この工事は9月で終わると言われていたのですが、2ヶ月後の11月にやっと完了しました。11月まで社内では隣の工事の機械音が鳴り響き、ペンキの匂いが漂っていました。他の社員さんたち(日本人)も皆いつ終わるのかと呆れていました。

また友人の話ですが、4月から新しくオープンするという美容院が、スタッフ募集の求人を出していたようです。そしてその友達は2月(オープン予定の2ヶ月前)に採用の連絡をもらっていたのですが、なんとその美容院がオープンしたのは、当初予定されていた日から半年以上経ってからでした。お店の工事が予定どおりに進まなかったからだそうです。それまで友人は急遽ほかのアルバイトを探して生活をやりくりしていました。

 

オージーには残業するという考えがほとんどないのです。その日の勤務時間内に仕事が終わらなかったら、それは明日に持ち越します。日本であれば、今日中に終わらせなければいけないものは、残業をしてでも対応することが多いと思いますが、プライベートを大事にするオージーにそれは通用しません。だから工事もどんどん延びて遅れていくのですね。ほとんどの人がそういう感覚なので、誰もイライラしないのでしょう。ある意味すばらしいですね。

 

現在、シドニー中心街では下記のように至る所で大規模な道路工事が実施されています。トラム(路面電車)を開通させるためです。

完成は2019年とされていますが、本当に予定通り終わるのでしょうか。ほとんどの人が予定通り終わることを期待してないように思えます。笑

こっちで長い間住んでいる日本の友人や先輩たちに意見を聞くと、オージーは本当に働かないからイライラする、オージーと一緒に仕事をすると仕事が進まないから嫌だ、などと嘆いていました。日本人とオージーは働くという点では真逆ともいえるような考え方を持っているため、やはりその環境に慣れることは難しいのかもしれませんね。

しかし個人的には、そんなオーストラリアの働き方を魅力的だと感じることもあります。家族やプライベートの時間を大切にするところはとても素敵だなと思います。海外に出てみて、日本人は本当に働き者できっちりしていると改めて実感しました。ただ、勤勉なのは悪いことではないですが、働くことが美徳と評価されすぎるのはかなり危険だと思います。


私が以前通っていた語学学校で、それぞれの国のニュースや社会問題について話し合っているとき、日本の過労死のニュースが話題にあがりました。それに対して、そんなの絶対あり得ない!とクラスメート(特にヨーロピアン)たちがとても呆れていました。自分の人生なんだから、自分でしっかり考えて働き、人生を楽しむべきだと言っていました。
もちろん日本とオーストラリア、またどんな国も、それぞれの文化や社会の風潮があり、働き方も違うのでそう簡単には一概に言えない部分があります。ただ、他国の働き方を通して、良い部分を日本にも取り入れていくことは大切なことだと感じました。

忙しい日々の中で、なんのために働いているのか、ふと立ち止まって考えてみる時間をつくることも大事ですね。

voicec02この記事を書いた人
オーストラリア滞在中のO.Hです!大学卒業後、約3年間の社会人経験を経て2016年に海外渡航。フィリピンへ3ヶ月留学した後、ワーキングホリデービザで渡豪。現在は学生ビザで滞在中。趣味は海外旅行で旅した国は約20ヵ国。自身の海外生活を通して感じたことや得た知識をもとに、実際に体験しないとわからないような、読者のためになる情報をどんどん発信していきたいと思います!

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山本 尚子

山本 尚子

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